雨は大嫌いなんて噓だよ そぼふる雨の中の妖艶な紫陽花の花に嫉妬してしまう 青にピンクに白に狂おしいまでの七変化 ああ私は紫陽花になりたい それともいっそ紫陽花を濡らす雨になりたい 紫陽花の つぶやきを聞く 雨の精

公園の片隅で見つけた木瓜の花 桜や薔薇や紫陽花たちみたいに開花予報されることもなく 黙って密かに咲いている小さな可憐な姿に心を奪われた私でありんす 主さんだけの為に咲くでありんす 一途な愛の囁きが聞こえてきます 純情な 愛に染まった 木瓜の花

とある日の小春日和の川岸で見渡す限りの白い絨毯 思わず何だろうと駆け寄ってみると一面雪柳の花 小さな小さな可憐な花が肩寄せ合って春の訪れを告げているようだ 我を忘れて思わず感激の涙涙ちょっと大げさかなへへへ 肩寄せ合って 春を告げてる 雪柳